平成26年 行学道場の案内

全国単位日青会会員各聖

全国日蓮宗青年会会長 松森孝雄
行学道場担当委員長 藤井淳至

合掌 秋涼の候、各聖におかれましては御清祥にて為法為宗にご活躍の段、大慶に存じ上げます。平素は全国日蓮宗青年会の活動にご理解、御支援を賜りまして、誠にありがとうございます。
さてこの度、同封のご案内の通り、行学道場を開催致したくご案内申し上げます。今年度は、思想家にして武道家でもある内田樹先生を講師にお招きして開催致します。著書『街場の憂国論』や『街場の共同体論』などで現代人の様相や社会を鋭く分析し、警鐘を鳴らす内田先生に、「これからの時代に、僧侶やお寺が担うべき役割とは」と題して講演を賜ります。
内田先生の著書には、多分野にわたって様々なご指摘がございますが、先生の論には、私たち仏教界や日蓮宗が抱える諸問題に通ずるものがとても多いように思い、今回の講演を依頼致しました。私たち青年僧侶は、これからの社会へ正しい教えを発信していくために、現代社会の様相をしっかりと認識しなければ、十分に対策を講じることは出来ません。今回の行学道場を通じて「これからの時代に、僧侶やお寺が担うべき役割」とはどのようなものかを学び、これからの布教活動に活かしていければと考えております。
また、講演会に先立ち、少人数でのグループトークを行います。近頃、ムダを省いて結論を急ぐことが多いように思います。しかし、私たちが抱えている問題や悩みは簡単に結論の出るようなものではないのではないでしょうか。私たちはそれぞれ異なる地域やお寺で、それぞれに布教活動に勤しんでおりますが、せっかく全国から仲間が集まるのですから、お寺のことや宗門のこと、僧侶としての悩み等、ゆっくり膝をつき合わせて対話してみたいと思います。案外、ムダと思える話の中に、とても大切なキーワードが隠れていたりすることがあるのではないでしょうか。
全日青は、当初「全国日蓮門下青年連絡協議会」として発足、以来、全国各地の青年僧が集い、現場での問題や危機感を共有し、各々の自覚・スキル・経験値などを向上すべく、諸々の行事が開催されてきました。発足50年以上が過ぎた今なお、連絡協議の場が重要であると考え、このような企画を提案致しました。法友の悩みに耳を傾け、仲間の活躍を聞いて感動を共有し、自分の知識や経験を勿体ぶらずに提供する。また、人の意見を聞いて自らの活動を省み、志をさらに高くする。こういう時間こそ、今の青年僧にとって必要な時間ではないかと考えます。
是非とも皆様お誘い合わせの上、多数のご参加を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

再拝

行学道場は全日青主催の行事ではございますが、日蓮宗の教師ならどなたでもご参加頂けます。ご友人など有縁の方々で参加ご希望の方がいらっしゃいましたら、是非ともお声かけ下さいますようお願い申し上げます。

【開催要項】
■日 程:平成26年12月17日(水)
11:30 開会式
12:00 第一部 グループトーク
「ムダ話をしよう」(昼食を取りながら)
14:00 第二部 講演会 講師:内田 樹先生(プロフィールは次頁参照)
「これからの時代に、僧侶やお寺が担うべき役割とは」
16:00 閉会式

■場 所:ホテルアウィーナ大阪

■参加費:2,500円(一般参加は3,000円)

■備 考:昼食はこちらでご用意しております。
当日は、道服(布教服)、折五条、数珠をご持参下さい。
当方では、宿泊の手配を行っておりません。誠に申し訳ございませんが、宿泊をご希望の方は、各自でご手配下さいますよう、お願い致します。

■お申し込み方法
全日青加盟の日青会へは、送付致しましたご案内の通り、日青会ごとに参加者を集計してお申し込み下さい。
全日青未加盟の青年僧の方、一般参加ご希望の教師の方は、以下の宛先まで郵送、FAXまたはEメールにてお申し込み下さい。
準備の都合上、12月5日を〆切りとさせて頂きます。

【お申し込み・お問い合わせ】
〒616-8166 京都市右京区太秦石垣町38本瑞寺
TEL/FAX 075-861-4359  E-Mail:h-jett@nifty.com
全国日蓮宗青年会 行学道場担当委員長 藤井淳至

■講師プロフィール

内田樹(うちだ・たつる)
1950年東京生まれ。1975年東京大学文学部仏文科卒業。1982年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1982年東京都立大学人文学部助手。1990年神戸女学院大学文学部総合文化学科助教授、96年より教授。2011年定年退職。同年、神戸市に武道修業と哲学研究のための学塾「凱風館」を開設。
専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。
主著に『ためらいの倫理学』(冬弓舎2001年/角川文庫2003年)、『寝ながら学べる構造主義』(文春新書2002年)、『レヴィナスと愛の現象学』(せりか書房2001年/文春文庫2011年)、『他者と死者』(海鳥社2004年/文春文庫2011年)、『映画の構造分析』(晶文社2003年/文春文庫2011年)、『死と身体』(医学書院2004年)、『先生はえらい』(ちくまプリマー新書2005年)『下流志向』(講談社2007年/講談社文庫2009年)ほか。
『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書2006年)で第六回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書2009年)で2010年度新書大賞、文筆活動全般について2011年に第三回伊丹十三賞を受賞。
神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長、多田塾甲南合気会師範、神戸女学院大学合気道部および杖道会師範、昭和大学理事、日本ユダヤ学会理事、合気道兵庫県連盟理事、合気道七段。
近著に『憲法の「空語」を充たすために』(かもがわ出版)、『街場の共同体論』(潮出版社)など。
Blog:http://blog.tatsuru.com/

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