全国単位日青会 各聖

全国日蓮宗青年会 会長 光岡 潮慶
総務担当委員長  釋 英義

奈良千僧法要出仕報告

平成20年11月17日(月)、「全日本仏教青年会創立30周年記念・第15回世界仏教徒青年会議日本大会慶讃 世界平和祈願 奈良千僧法要」が奈良県東大寺にて厳修され、光岡会長と私が全日仏青出向理事として出仕を致しました。

この法要は創立30周年記念のメイン事業として全日仏青が企画・主催し、奈良県・平城遷都1300年事業協会・全日本仏教会・世界仏教徒青年連盟(WFBY)・東大寺・南都二六会・全日仏青支援の会(OB会)の後援を仰いで執り行われ、加盟団体中12団体(8宗派4地域仏青)、それに浅草の世界大会より駆けつけたWFB・WFBYなど来賓を加え、総勢1200余名の出仕による大法要となりました。

当日は若干肌寒いものの天候には恵まれ、集合場所となった奈良県新公会堂にて団体毎に整列し、午前11時半に出発、約1時間半かけて東大寺幼稚園・いさがわ幼稚園の園児60名と共に東大寺大仏殿まで練行列を行いました。列の後方にいた私にとって、先頭が米粒ほど小さく見える練行列はまさに壮観で、参道では法要の事を聞いて参拝に来られた方々、東大寺に参拝に来られた方々、外国人観光客等、たくさんの方々が普段目にする事のない規模の練行列に足を止め、合掌されておりました。また、出仕僧侶が手にしていた仏籏を貰い、その籏を振って参拝される方も大勢いらっしゃいました。

大仏殿に入堂後は大仏様の蓮台に上り、五條理事長(金峯山修験本宗)・副理事長(加盟団体代表、全日青は光岡会長)・来賓の方々が蓮台に沿って着席、式衆はその周りを右鐃し、パーリー語(導師:WFBYギャナ・ラタナ師)と日本語(導師:五條理事長)による法要が営まれました。自分の手の触れられる距離から見上げた大仏様は身震いするほど圧巻で、手を合わさずにはいられませんでした。

その後、南大門まで再び練行列、南大門前に設営された祭壇にて金峯山修験本宗による護摩供(導師:五條理事長)が行われ、事前に申し込まれた約5000本の護摩木(全日青は不参加)が焚かれました。

引き続き30周年記念式典となり、東大寺執事長並びにWFBYアヌルット会長の祝辞、五條理事長の挨拶の後、全日仏青よりWFBYへ、WFBYが展開する世界各地での社会活動(特に被災地児童の生活救援)に対し150万円の支援金が手渡され、閉式となりました。

今回、全国日青としては代表者会議に諮る時間がなかった為、残念ながら出向理事である光岡会長と私の出仕、一般参拝の有志数名という形になりましたが、今後もこのような企画があれば代表者会議にて御提示申し上げ、全国日青として参加を検討していただきたいと存じます。

以上
※なお、当日の内容は下記の新聞社各紙にも掲載されました。

読売新聞 奈良版
毎日新聞 奈良版
奈良新聞