平成30年9月11日、熊本正立寺さまにて第7回海外布教講演会を開催しました。北米のネバダ観音寺主任をされている金井勝陀ダグラス上人に現地の布教状況を紹介いただきました。

 今回は初の九州開催でした。九州各県からたくさんの青年僧の皆様にご参加いただきました。

 講演前に、2001年(平成13年)9月11日にニューヨークなどで起こったテロで亡くなった多くの方々へ法華経、お題目の供養をしました。勧請や回向、四弘誓願を英語で唱え、アメリカで実際に行われている礼拝の様子を感じることができました。

 ラスベガスの観音寺で毎週行なっている日曜礼拝ではご祈祷や唱題行をしています。多くの信徒が観音寺の行事に参加しますが、仏教のベースがない地域で信徒の信心を保ちさせ続けることの難しさを布教の前線にいると常に感じながら活動されています。金井上人は信徒とのコミュニケーションが大切にし、どんな信徒からの質問を真摯に聞き、彼らの性格や生活状況を理解して、難しい仏教用語を使うより、彼らの生活に身近な分かりやすい言葉で仏教の教えを伝えることが実践されています。

 アメリカでは先祖供養する文化がないので、どのように亡くなった方への供養が大切であるか、そして「縁」を伝えることに力を入れているようでした。

 今後とも日本国外で活躍されている教師の方に布教方法、現地の状況を発表していただき、日本国内の法華経布教の支えになればと思っております。全国の皆様のご参加をお待ちしております。

第7回 海外布教講演会のご報告1

第7回 海外布教講演会のご報告2