令和元年11月12日に、インド中部の都市、ナグプールにある妙海山龍宮寺の設立20周年法要に出仕いたしました。
全日青では、10日〜15日までの日程でインドとカンボジアを訪問しました。12日の龍宮寺の法要前に、今回初めて唱題行脚をしました。インドの晴天へ向かってお題目を唱えるのはとても気持ちのいいものでした。身延の学寮生と共に団扇太鼓を叩きながら、龍宮寺の本堂に入ると、現地の人々も団扇太鼓を叩いており、身体がお題目で響くようでした。また、仏教発祥の地であるインドで、現地の人々と唱えるお題目はいつも格別なものであります。
龍宮寺の設立者、小川法子氏が本年9月にお亡くなりになり、その追悼も合わせて行われました。小川氏の志が龍宮寺を中心にインドの人々に届くよう、静かな祈りを捧げました。
ナグプールの法要後、カンボジア・シェムリアップに移動しました。広大な土地に点在するアンコールワットなどの仏教やヒンドゥー教遺跡を見学しました。インドからインドシナ半島に渡り、現地文化に沿って信仰の形を変えていった様子を理解しました。
毎年11月の満月の日に記念法要が開かれます。ぜひ、ご参加いただき、国や文化を超えて、お題目で一体となる様子を体験していただきたく思います。